10月になり、「大きな柿の木」から実を収穫した。
この柿は、江戸柿(甲州百目柿)で、渋柿です。
実はとても大きくて、1ヶ400g以上あります。
柿を裏向けて、ヘタをとり真ん中のくぼみに串で穴をあけます。そこに、ウイスキーを注ぎます。
10日程経つと、すっかり渋味が抜けて、
甘い「合わせ柿」になりました。
江戸柿と呼ばれる渋柿の木。
渋柿の渋味には、「タンニン」が含まれていて、抗酸化作用や防菌・殺菌効果があります。
渋柿に含まれる「タンニン」はワインの20倍、
緑茶の70倍あります。
初夏から夏にかけて、柿の葉が青々としてきたら、柿の葉寿司を作ります。
柿の葉と寿司桶を用意
生サバに濃い目の塩をして数日おく。
塩サバを酢漬けした後、薄く削ぐ
サバと寿司飯を柿の葉でキャラメルのように包む。
寿司桶に詰める。
横6列縦4列1段で計24ヶ。
4段入れると96ヶ(お米1升分)できます。
蓋をして押しをかける。一晩おくと、柿の葉の香りが移り、風味のある寿司の出来上がり。
葉に食べ物をくるんで、数日の保管を可能にした昔の人の知恵。
江戸時代に生まれた柿の葉寿司を、今も作り続けています。